2009年10月12日月曜日

Reds may dismiss manager Finke.Is this best solution strategy ?-首を挿げ替えれば済む話だろうか?-

皆さんこんにちは。今日も一日頑張りましょう。
今日のお題

首を挿げ替えれば済む話だろうか?【公式サイト】
 一夜明けて、スポーツ紙が「解任」、「続投白紙」でレッズの敗戦とフィンケ監督の去就が取沙汰されている。スポーツ報知が「浦和赤っ恥」などと大々的にレッズの敗戦とフィンケ監督の解任を力強く煽っている。昨日の松本山雅戦後、信藤TDがまたサポーターから叱責を受けたらしい。また、一部の「フーリガン(敢えてこう表現しておく“怒”)」がペット・ボトルをピッチに投げこんでいたと言う(敵地でこんなことするな!コイツラは話の外、無意味で愚劣な輩(やから)、この行為から何も生じない、誰も喜ばない、ただの不徳の行為だ。負けは負け、勝負事には付き物だ、どんな場合も秩序を守り応援すべきだ。
 さて、レッズ敗戦の原因を考えてみると単純に以下7つの可能性が考えられる、①フィンケ監督が悪い、②選手のプレーが悪い、③フロントが悪い、④フィンケ監督と選手のプレーとフロントが悪い、⑤フィンケ監督と選手のプレーが悪い、⑥フィンケ監督とフロントが悪い、⑦選手のプレーとフロントが悪い。さて、どれが妥当なのだろうか?スポーツ紙の記事では、スポーツ報知は⑤の内容、スポニチも⑤の内容だが、④のフロントの責任も暗示している。サンスポも⑤の内容だが、④のフロントの責任も暗示している。結局、フィンケ監督と選手のプレーが悪いということだ。
 私は④のチーム全体の責任を考えている。試合内容が全く分からないのであくまでも机上論でまとめておく。フィンケ監督の責任に関しては、昨日の先発で山田直をボランチの位置に使ったことがまず問題だろう。守備面の問題があるなら何故堀之内を先発で起用しなかったのか。千葉戦でもカウンターから先制点を奪われているのだから山田直のボランチ起用は失策だったと思う。彼は中盤以前でのプレーが最適であると思う。また、田中達也が先発したが、山雅の硬い守備にゴールを割ることができなかったらしい。
 ジェフ戦後のフィンケ監督のコメントに、今後のレッズの目指すサッカーの理念が述べられていたが昨日の試合ではそれが全く生かされていなかったようだ。この点は、事前の練習であらかじめ確認していたのか否かで敗戦の原因が大きく異なってしまう。どうなんだろうか?
 山雅戦後のフィンケ監督のコメントでは、敗戦の要因について、①決定力不足、②モチベーションや信念、意思の不足、要は精神力の弱さを指摘している。
また、フィンケ監督自身、天皇杯の敗戦とリーグ戦の成績に関する責任を認識したコメントをしており、チームの現状を無自覚ではないのだ。フィンケ監督は、今回の敗戦を「現時点でまず、私はとても悲しんでいます。そして大きな怒りを感じています。今日このような形で敗戦を喫してしまったことを」と述べている。さらに、来年以降のチーム作りが進行中であり、チーム内にいくつかの変化があると述べ、選手のプレーも全く異なるものになると強調している。
 チームの現状をみると、選手のモチベーションが低い状況であり、フィンケ監督の理念や戦略と連動していないのではないだろうか。本当に通常ありえないような失策が失点を招いている。コンビネーションと連動性、そしてフィニッシュまでのプレーに精度がないのだ。ひょっとすると、現状の選手構成で戦術的打開策が少ない状況なのかもしれない。
 以上の考えから、私はフィンケ監督を解任し、後任の監督を決めるだけではもはやチームが機能しないと思う。選手の補強と入れ替えが急務だと思う。今夏の選手補強は予算の問題という物質的な制約から、フロントとフィンケ監督は断行しなかったのだ。この点はチーム運営の点で失策であり、橋本社長と信藤TDの管理運営上の責任も大きいと思う。
 監督の首を挿げ替えただけで、レッズが再生可能なのだろうか?過去の栄光に囚われすぎていないだろうか?過去は過去だ。レッズは今が堪え所ではないだろうか。私は最後までフィンケ監督に任せてみた方が良いと思う。最悪な事は、人間、物事の翻意を途中で翻したり、慌てたり、ブレたりする事だ!橋本社長や信藤TDが慌てたらだめだ。一番の懸念は、権力と影響力を持つ、協会の犬飼会長がこの件に口を開くことだ。多分、メディアが仕掛けるだろうが…物事が負の方向に流れてしまう。一番の懸念材料である。
 どうも周辺が自己中心的に、フィンケ監督に対して、過剰なまでの物質的、即効的成果、効果を期待しすぎている。無理だ、今のレッズには。無理だって…
 このまま最終節まで現状の戦力で地道に戦ってゆくことが大切だと思う。もちろん、水面下で来季の構想を進行することは結構だが。
 信念の無いところに、結果は生まれない。浦和は一日にして成らず。
 フィンケ監督は戦いを諦めただろうか?

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