2009年10月27日火曜日

Is that so?-試合後のクール・ダウンは埼スタ限定だって?-

皆さん今晩は、今日もお疲れ様でした
今日のお題
試合後のクール・ダウンは埼スタ限定だって?
  Number Web『Jリーグ観察記』の木崎伸也氏による「Jリーグでは、なぜ試合後にクールダウンをしないのか?」を読んだ。埼スタの試合後にレッズの選手たちが行っているクール・ダウンは、どうやら他球場ではやりたくても出来ないらしい…
 木崎氏によれば、試合後のジョギングはブンデスリーガでは常識らしい。最新の生理学によると試合終了後8時間内に栄養補給とクールダウンの身体ケアを十分に行えば、体調を何と48時間(2日間)で100%のコンディションに戻すことができるのだとか。そうか、それでフィンケ監督は、レッズ選手の試合後の練習量を調整していたんだ。他方、Jリーグのスタジアムのピッチでは、実はクール・ダウンは「禁止」なんだとか。木崎氏曰く、「やりたくても、やれない」のだと言う。
 フィンケ監督は、今年レッズの監督に就任してからドイツと同様に、埼スタで試合後にクール・ダウンを行おうとしたが、当初は何と運営サイドからの拒否されたのだとか。その理由は、「芝生が傷む」、「生の補修をすぐに行わなければいけない」という理由だったらしい。さらに、選手がクール・ダウンで残ることにより、警備員の時給の増加を懸念する運営者がいるのだとか…交渉の結果、ピッチの端に限定して、現在でも試合後に見られるクール・ダウンの実施が可能となった。この光景は、埼スタだけだったなんて…感慨深い。
 そこで、木崎氏は「選手のコンディションよりも芝優先? これがJの現状だ」と一言。どうやら、試合運営者の立場では、借り物の芝生のコンディションに細心の注意を払い、自治体から借りたスタジアムを良好な状態で返すことが優先事項なんだとか。昨今の日本の風潮で、どうしても物質優先の思考になっているみたい。
 木崎氏は、選手のコンディションより芝生のコンディションを優先するJリーグの管理運営を批判し、「プロリーグとして、プレーの質を高めることに 最大限のエネルギーを注ぐべきだ」との理由から、スタジアムの責任者が管理運営の優先順位を見直すように提言してる。
 今年から、埼スタで試合後に「あれっ?」と思って見ていたレッズの選手たちのクール・ダウンの光景が、実は理に適った運動の一環だったなんて。まだまだ、サッカーについて知らないことが多いと思った。木崎さん、大変勉強になりました。
 育成費の問題やW杯招致以外に、日本のプロ・サッカーにはまだまだ改善すべき点が多いよね…
 批判記事ばかりのフィンケ監督、少しは良い記事をと思い取り上げた次第。 

今日のお薦め
Kiss「Uh! All night」『Asylum』
‘85年の作品。個人的にはKissは好きじゃないけど、この曲はキャッチで好きだ。
Bon Jovi「I’ll be there for you」『New Jersey』
‘88の作品。Bon Joviの名バラードの一つである。Gtのリッチー・サンボラの演奏力と歌唱力を再認識した曲。上手いよね…
Elder 「Someday」『Elder live at the blue note』
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