2009年8月17日月曜日

失意泰然、得意淡然

 イギリス、プレミア・リーグも開幕しいよいよヨーロッパも賑やかになり始めた。海外のサイトでは、アーセナルがレアルのMFファン・デル・サール獲得に約700万ユーロを準備し、本人もプレミア行きを望んでるとのこと。良く10億円近くも準備できるよな。
 さて、週が開けてレッズに関する記事たるやまぁ~ネガティヴなこと、4連敗を大見出しにしている。メディアやレッズ関連のブログの言い分を見て考えると、①レッズが優勝できるか?、②フィンケ監督の采配や戦術への疑問、③チームの選手補強、④チーム全体の方向性が問題視、批判されている。結局、レッズがそれだけ人気があるから話題になるんだろうし、メディアは話題性が一番なのでどうしてもネガティヴな見出しを取りやすいのだろう。
 結局、レッズの今の状況と成績を主眼に直接的に評価し批判するか、長期的に見てチームの再建の進行を見守るかの立場に分かれるのではないだろうか。チーム全体を見ても誰も手は抜いてないと思う。私は後者の立場を取り、フィンケ監督によるチーム再建の成り行きを見守りたい。昨年のチーム状態の酷さに比べたら、今年のチームは雲泥の差だと思う。否定はしないけど、今のチームの戦力ではリーグ戦終盤まで上位を維持してゆくのはとても厳しいと思う。勝負は最後まで何があるか解らない、チーム全体の課題は多いけど、少しでも良い成績が残せるように私はフィンケ監督とチームを信じたい。
 イビチャ・オシムは、2005年7月の雑誌のインタビューで、ドイツW杯出場の日本A代表に対するエールとして、「他人の言葉がどうこうじゃなくて、諺にあるように『自分の馬を信じろ』ということだ。自分が自分を信じていなかったら、だれが自分を信じるんだ」と述べている(『オシム 知将の教え』児玉光雄、東邦出版)。その通り!。
 ちなみにフィンケ監督については、木村元彦さんが監修した『オシムが語る』においてユース育成に関する内容で、フライブルク監督時代のフィンケ監督について若干語られている(『オシムが語る』シュテファン・シェンナッハほか、集英社)。余談だけど、オシムとフィンケは旧知の仲だそうで、二人の発言を注意深く読むと納得させされることが多いなぁ~。
 だから私はフィンケ監督の発言を「フィンケの言霊」と称している。「言葉」じゃないよ(笑)。

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