2009年8月31日月曜日

レッズユースが大健闘!

 巷ではどうしてもトップチームに話題が集中していたので、公式サイトの情報からここらでユースやその他の情報をまとめてみた(公式サイトより一部引用)。

スペイン遠征-フレンドリーマッチの試合結果
「2009年8月26日(水)
浦和レッズユース2―3(前半0―0)ヒムナスティック・タラゴナ
得点者:礒部裕基、小峰郁海」

私見
「惜しいなぁー、1点差って、あれ?。どこかで?」

今度はドイツ、ミュンヘンに遠征中のJrユースU-14、トレーニングマッチ
「2009年8月27日(木)16:00・ゼーベナーSTR
FCバイエルン・ミュンヘンU-14 0-0浦和レッズJrユースU-14」

私見
「おー引き分けか。」

また戻ってスペインに遠征のレッズユースのフレンドリーマッチの試合結果
「2009年8月28日(金)
浦和レッズ5-0(前半4-0)ビジャレアル
得点者:岡田昌巳2、矢島慎也、礒部裕基、矢島倫太郎」

私見
「ビジャレアル相手に5-0って、凄いねー。」

スペインに遠征、ホセ・ラモン・セガラ杯2試合の結果
「2009年8月29日(土)
浦和レッズ0-0(前後半0-0 PK2-4)アトレティコ・マドリード
2009年8月30日(日)
浦和レッズユース4―0(前半3―0)CDアルカナル
得点者:矢島慎也、礒部裕基、畑本時央、高木凜
※今大会最少失点GKとして中村隼が表彰されました。この試合で、遠征の全日程を終了し9月1日に帰国予定です。」

私見
「海外遠征で、GKの中村隼選手、ヒムナスティック・タラゴナ戦以外無失点、素晴らしい、おめでとう。将来楽しみだね。中村選手、選手の皆さんお疲れ様。来月6日からの高円宮杯頑張れ!」

トップ・チーム
「9月5日(土)から9日(水)の日本代表オランダ遠征メンバーに、都築龍太、闘莉王、阿部勇樹の3名が選出されました。
【スケジュール】
9月5日(土) 国際親善試合 vsオランダ代表(14:00・FC Twente Stadium)
9月9日(水) 国際親善試合 vsガーナ代表(12:00・Utrecht Galgenwaard Stadium)」

私見
「先は長いんだから、怪我だけはしないように。極端言えば、オランダ戦出て調子悪ければ帰ってきても良いんじゃないのかな。特に、闘利王!無理しないように。」

レッズJrユースレディース、第5回埼玉県女子ユース(U-18)サッカー選手権大会の試合結果
決勝トーナメント 決勝
2009年8月30日(日)15:00キックオフ・埼玉スタジアム第2グラウンド
浦和レッズジュニアユースレディース3-0(前半1-0)エルフェン狭山マリ
得点者:加藤千佳2、岸川奈津希

私見
「優勝おめでとうござます。」

昨日、西が丘サッカー場で行なわれた、『なでしこリーグオールスター2009』の試合結果
2009年8月30日(日)17:00キックオフ・西が丘サッカー場
なでしこCINZA2-0(前半1-0)なでしこROSA
得点者:11分庭田亜樹子(なでしこCINZA)、84分北本綾子(なでしこCINZA)入場者数:3,323人

私見
「あいにくの天気だったけど勝って、FWレッズ・レディスの北本選手1得点、MVPはレッズ・レディスのGK山郷のぞみ選手が受賞。おめでとう。」

その他
 現在、トップ・チームが苦戦しているのとは対照的に、ヨーロッパ遠征の若手育成世代は着実に実力と養い進化している。数年後が非常に楽しみ。
 スポニチとディリーによれば、昨日のなでしこリーグオールスターを視察した橋本社長は、今日は信藤TD、フィンケ監督による三者による鼎談を持ったようである。
 できれば、スポーツ紙が公表する前に公式サイトでチーム情報を公表して欲しいよなー。その方が情報源が確実だし、信頼できると思う。
 あと、そうそうDF濱田水輝選手がインフルエンザを発症してしまった。一日も早く良くなってください。チーム内感染が増えませんように。皆さんも気をつけましょう。

 最後に、ある人の本を読んでて、こんなことが書いてあったので引用。
「思うようにうまくいかないことがあっても、誰かを悪者にして、終わらせるのではなくて、未来の糧にしなくちゃいけない。ただ気持ちを切り替えただけでは、苦しんだこと、悔しかった思いも無駄になってしまう。」『察知力』中村俊輔著より。
 
 早いもので、明日から9月、長月、September。元旦から数えて二百と十日、関東大震災記念日、これに因んで防災の日、知らなかったけどゴロ合わせでキューイの日、そして新学期や衣替え。頑張ろう。
 ここで、一句、「名月や秋刀魚と「秋味」おいしいな。」お粗末さまでした。
 
 今日は静かに、
Dokken 「How I miss your smile」
Tesla 「Fallin’ Apart」
White Snake「Summer Rain」

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2009年8月30日日曜日

スポーツ紙の神戸戦の記事を比較してみた

 時間がかかってしまったが、神戸戦のフィンケ監督のコメントとWEB版の各スポーツ紙のレッズの記事を読んで比較し、私見を纏めてみた。
 最初に、フィンケ監督のコメント(公式サイトより前文掲載)

監督
「まず、今日はとても密度の高い試合を見ることができたと思います。しかし、あのような形での失点というのはプロのサッカーでは起きてはいけないことだと思いますし、そのことについて私たちは、もちろん分析をしなくてはいけません。そして、今年の大きなテーマというのはチームを改革していく、さまざまな面で変えていくということでした。ですので、今日は、今このチームにどのような、特に大きな問題点があるのかということについて、さまざまな情報を得ることができたと思っています。
私 たちが今やろうとしているゲームスタイルということを、大きく変える必要はないと思います。しかし、試合が始まってからわずか20秒ほどであのような形で ビハインドになってしまう、そしてその後も比較的早い時間で0-2の失点をしてしまったわけですけれども、もちろんあのような形での失点というのはこのプ ロのサッカーでは起きてはならないことです。ですので、今後も私たちはこのチームの改革ということを続けていきますし、その改革の際にできる限り正しい決 断を下していきたいと思っています」

私見
「フィンケ監督は収穫として密度の試合をしたことと、チームの大きな問題に関する情報が得ることが出来たことをあげている一方で、開始早々のからの2失点を反省点としてあげ、今後もチーム改革を継続することを述べており妥当な発言である。」

質問
(セルヒオ・エスクデロのアクシデントというのはゲームプランにどんな影響を?)
監督
「実際に私は彼を交代させなくてはいけかったのを非常に残念だと思っています。相手にとってみれば、嫌がるプレーをしていたと思いますし、非常に危険なシーンを作り 出すことができていたのではなかったでしょうか。実際に彼は得点も決めているわけですし、それ以外にも2回、3回ととても危険な状況を彼が作り出していま し たので、彼を途中で交代しなくてはいけなかったのは私たちにしてみれば痛かったです。
しかし、その後入ってきた梅崎も、いくつかのとても優れたシーンがあったと思いますし、実際に彼が入ってきたことによって、チームへの新しい刺激というのもあったのではないでしょうか。しかし、正直なところ私はそのままセルヒオを使いたかったです。そして彼のケガの状況ですけれども、今細かいことをここで言うことはできません。今現在は個所をアイシングしている状況ですので、詳細な情報は明日になります」

私見
「セルヒが交代したのは残念だけど、梅崎が徐々に試合になれて出場するのも攻撃オプションを増やす上で大切だろう。セルヒの怪我が大事でないことを祈る。」

質問
(久々に流れの中から得点が生まれたが、高原はずっとそのようなアクセントとなったり、プレーでもよかった。そのあたりは、チームが取り組んできていることが少しずつ改善されてきているという手応えはどうか?)
監督
「まず高原のパフォーマンスは私に大きな喜びを与えてくれるものでした。そして長い時間帯にわたって私たちも、ゲームを主体的に進めることができていたと思いますので、本当ならば私たちがゲームを終わった時点で勝者であってもおかしくなかったと思っています。しかし、あのような形で合計3失点もしてしまいますと、いくらいいプレーをしたとしましても、勝者としてゲームを終えることはできません。特にあの3失点目 というのはコーナーキックから、非常にきわどい形ではあったんですけれど、失点というのもありましたし、それ以上の、他の失点に関しましては今、ここでそ れ以上お話 ししたくはありません。正しいのは、私が高原のパフォーマンスに関しては、とても満足していたということ。そしてそれ以外にも、セルヒオや原口元気など、彼らもいいプレーをしていたということです。そして、これは私が確信していることですけれど、もうすぐエジミウソンはまたゴールを決めることができるでしょう(笑)」

私見
「高原やセルヒ、原口やエジが前線で頑張ったのでしょう。でも、追いつけなかった。攻撃の課題も山積みだろう。コンビネーションが戻って欲しいね。フィンケ監督の予言どおり、山形戦でエジがゴールを決めてくれればね。」

次に、各スポーツ紙の言説
 各紙の見出し、内容に共通して「7連敗」、ワーストタイ記録、9位転落などが躍った。
①デイリースポーツonline
連敗記録と順位を指摘し、簡単な試合経過をまとめた。そして、「ピッチ内外で、チームは空中分解の様相を呈している」と延べ、「ある選手から「もうパスサッカーになっていない」との声があがるなど、指揮官が掲げる「コンビネーションサッカー」は機能していない。求心力が低下している指揮官を支持する選手と、反発する選手が混在し、「もうバラバラ」と嘆く選手もいるのが現状だ」そうだ。
 最後に、フィンケ監督の去就について触れ、フロントの責任や監督と信藤TDの責任問題が不可避であると指摘している。

私見
「そうか…、チーム状態が悪く、パスサッカー、コンビネーションサッカーになってないのか。監督に不満を持つ選手もいるのか?。レッズを「厳しく批判」している。読んでいて、気分が悪くなった。どうしても誰かに腹を切らせたいのだろう。見世物になるからね。」

②報知新聞
クラブ史上最速16秒の失点の書き出しで、「無策ぶりが凝縮した失点だった」と称している。さらに、「ある主力によれば、この日も指揮官の支持は「特にない。いつも通りって…」」言ったそうな?。さらに、レッズの2点挽回を評価したが、フィンケ監督の勝利への拘りに疑問を呈した。また、ファイサルのベンチ入りに対しては、見方選手も首をかしげていると指摘し、若手起用で現実逃避しているのではと指摘している。
 最後に信藤TDのコメントと先の広島戦後にサポーターのリーダー格に説明をしたことなどが述べられて、「臨界点は遠くない。どこまでも続く転落劇。終幕の気配はいっこうに見えない」と結んだ。

 私見
「いゃー、相変わらず報知の論調は厳しいなぁー。「無策ぶりが凝縮した失点だった」とまで書いて、個人的な感情がコモッテイルネー。読んでいて、気分が悪くなった。凄いなぁー。」

③スポニチ
 試合後のフィンケ監督の「密度の高い試合だった」というコメントを「苦しい弁解も聞き慣れた言葉だ」と評した。
 そして、最短失点から試合経過の要約をし、ファイサルと宇賀神の新戦力2人をベンチ入りと後半32分の鈴木から堀之内の交代を「効果的とはいえない采配も目立った」と評した。さらに、高原が「こういう状況で選 手が文句を言い出したらチームにならない」と必死に言葉をのみ込んだが、選手たちも爆発寸前だ」と述べているという。
 最後は報知と同様に、信藤TDのコメントと広島戦後のサポーター中心人物から批判を受けたことが述べられ、「フィンケ監督は来季以降を見据えて強化を進めていることを強調しているが、現状を打破できなければ、来季も指揮を執る可能性は低い。長くて深いトンネルの出口は一向に見えてこない」と結んだ。

私見
「最後の部分は、何となく報知と情報ソースが類似するようだけど気のせいだろうか?比較的落ち着いているし、レッズ「匿名選手のコメント」を載せないなど冷静な論調だと思う。」

④サンスポ
 試合経過と連敗記録について述べ、 フィンケ監督の「「ゲームスタイルを大きく変える必要はない。 選手を褒めてあげたい」と攻撃面について及第点を与えた」とまとめた。そして、試合講評となり、守備でのプレスの甘さが失点を与えたことを指摘し、フィンケ監督の「起きてはならない失点だ。あれは自殺点」とのコメントを引用し、阿部の「狙いどころが定まっていない。中途半端」とのコメントも載せ守備力の問題と指摘し、「1点差の敗戦という結果以上の惨敗」と評し、最後は「試合後はサポーターから厳しい声が飛び交った」と結んだ。

私見
「サンスポも試合経過の講評を中心に、フィンケ監督やチームやフロント、選手個人へのネガティヴなコメントや批判は載せていない。結構詳しく、冷静に問題点を指摘している。見事。」

⑤日刊スポーツ
 まず、出だしが軽快、「勝てなかった。また勝てなかった。「Jのお荷物」とやゆされたころの95年以来14年ぶりとなる屈辱のリーグ7連敗。試合後、ゴール裏から起こった拍手が痛々しかった」って、見事なまとめかた。 そして、ゲーム開始直後の失点、フィンケ監督の「プロとしてはあってはいけない」と表現を引用し、平川のコメントを交えて守備力の問題点を指摘した。
 さらに、6連敗までのチームの戦術の傾向を指摘し、パスサッカーが機能していないことを指摘して、高原の「足元でボールを持ちたがる選手が多いが、それじゃ点は取れない。裏を取るなりしないといけない」と嘆き?を引用した。
 最後に、フィンケ監督の「ゲームスタイルを大きく変える必要はない。選手を褒めてあげたい」とのコメントを載せたが「とにかく結果が出ない」と指摘した。さらに、信藤TDの「「スタイルはどんなに結果が出なくても変えない。(結果を出すために)できる方法もあるけど」と、目先の結果にこだわらず、フィンケ監督とともに「パスサッカー」を貫き通す決意を示したが、多くのサポーターの支持を受ける「ビッグチーム」(神戸三浦監督)だけに、勝たなければ説得力には乏しい。13日の山形戦までは約2週間。故障者が続出している中、果たして立て直すことはできるだろうか。」と纏めた。

私見
「余計な個人攻撃や批判を交えず非常に上手な記事だと思った。スポニチ、サンスポと同様に冷静な取材記事ではないかと思う。」

最後に
 フィンケ監督の試合後の言霊と30日付の各スポーツ紙のWEB版記事を元にその記述内容を比較した。フィンケ監督だけではなく、14年ぶりの7連敗で精神的に皆キツイと思う。
 判っていても人間駄目なときは駄目なんだよなぁ。オフェンス力の機能が前より良くなったけど、ディフェンス力が瓦解している点は早急に復旧しないと、深い穴底から抜け出せないだろう。正直言って、ゴッツイ外人1人欲しいなぁ。アルパイやネネ見たいなねぇー。何故、補強しなかったのかな?
悔しいけど仕方ない。しばらく我慢して、勝利を祈ろう。
 また、面白いことに、各紙によってレッズと特にフィンケ監督に対する記述が異なる。これから暫く比較する予定なのでここでは述べないが、明らかにフィンケ監督をネガティヴに記述するメディアがある可能性がある一方で、客観的に見事な記事を掲載するメディアがあることが判った。また、匿名で選手のコメントを載せているが、それすら本当の選手からのコメントか疑わねばと思う。どうも信用できないような、あるいは気分が悪くなるようなネガティヴな記述が好きなメディアがあるようだ(笑)。今後はこうした傾向を理解した上で、メディアの記述内容を精査し自己責任で理解し、引用しようと思う。
 最後に、フィンケ監督のコメントで見事なのは、負けても決して選手を個人的に批判したり、ネガティヴな表現に固執しない点であろう。この点は、フィンケ監督の思想にドイツ哲学、教育学の背景があると思われる。何となくルドルフ・シュタイナーの思想が頭を過ぎるのだが。
これから2週間が、レッズ復活の有効な時間であることを祈りたい。
  
こんな時でも、
Vandenberg  「Nothing to lose」
Night Ranger 「Don't start thinking」
White Snake 「’Til the end of time 」

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2009年8月29日土曜日

Touch bottom or not?-穴の底に辿り着いただろうか?-

 今日の神戸戦は、セルヒと高原ら前線の2人が得点したが、好機を生かせなかったり、課題であった守備陣が善処できなかったようで、3-2と通算7連敗となった。7連敗は10年以上振りだろう。この負けが、どん底であり次に繋がれば良いのだが。
 明日の試合で9月初旬の2週間Jリーグは日本代表のオランダ遠征のため中断となる。が、恐らくフィンケ監督の周囲が騒がしくなるだろう。明日のスポーツ紙見出しの「エゲツナサ」を冷静に俯瞰しようと思う。
 ただ負けではなく、その過程が次の切っ掛けになれば良いと思う。

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試合前、フィンケ監督の言霊と共に。

 一夜明けて、昨日のフィンケ監督のコメントが公式サイトに掲載された。一部公式サイトからの抜粋を交えて、前回の広島戦と今日の神戸戦についてまとめてみよう。
①チームの状態については、ポンテ、闘利王が出場停止であり、異なるメンバーで神戸戦に挑むが、セルヒ
オや梅崎が調子を上げてきているので良い状態である。
②チームに加入した宇賀神とファイサルがベンチ入りする。若手2人がベンチ入りに際して最も大切なこと
を、「~まず私(フィンケ監督)にとって、最も大事なのは彼ら(宇賀神とファルサイ)がさまざまなことを学ぶことです。~」(公式オフィシャルサイトより一部抜粋)と述べている。
③神戸戦に向けての対策は、すでに情報を得ているので特別な準備はないという。
④現在、選手たちは怪我の選手が多いので、攻撃の選手を帯同させるために2人の新人が選ばれた。
⑤宇賀神とファルサイは、試合の状況によって出場の可能性がある。
⑥宇賀神の評価については、大学生選手は、在学中3年間に多くの試合を消化し実戦経験を積んでおり、年
齢的に若く、運動量も豊富であり、ピッチでの回復力が優れているなどの長所を持ち、これからJ1での経験を積んでゆく予定だという。
⑦選手のスカウティングについては、7~8年前の鈴木啓太、坪井、平川などの高卒、大卒の選手を獲得したように積極的に活動している。また、これから特別指定選手制度を積極的に利用することが大切であるという。
⑧来月の日本代表の遠征への闘利王の参加については、選手、クラブ、代表のドクターと代表監督の決断に一任する。
⑨チームの得点力の問題については、現在エジミウソンがゴールを決められで「穴」に入っているが、ちょっとした切っ掛けでゴールを決めることができるので、いつ「穴」から抜け出せるか解らないが、選
手たちも努力しているので早くゴールが決められることを願っている。
⑩先の広島戦後のフィンケ監督のコメントの問題について選手には特別説明していない。フィンケ監督はフェアプレーのルールに反するようなことやシミュレーションとか審判をあざむくようなプレーなどは一切言っていない。
 犬飼会長のコメントを一切確認していないが、自分が何を発言内容はよく覚えている。この発言がドイツ語から日本語に訳されて、それが記者を通じ犬飼会長に伝わり、犬飼会長がこれに対して発言し、その一部を誰かが海外の通信社に売り日本語から英語に翻訳され、その通信社がこの内容を今度はドイツの通信社に売り英語から再びドイツ語に翻訳され、この通信社がそれをドイツの新聞に流して、最終的に事実とは異なるシュミレーション(もしくはダイブ)を指示したとの報道になった。
 「~残念ながら事実とはまったく違うことがドイツの方では報道されました。そして、国際的にとても高い評価を得ている映画があります。『ロスト・イン・トランスレーション』といいますが、私はこの映画で出てくるような体験を、身をもって今この国でしたような気がします。最終的にドイツで報道されたことというのは、私が言ったこととまったく違うことでした」(公式サイトより一部抜粋)。
 
 この問題に関しては、本当にメディアの杜撰な取材報道体制と倫理観の欠如がもたらした冤罪だと思う。これに乗っかったJFA犬養会長も無責任だと思う。
 この問題を冷静にかつ自己の主張を曲げずに、かつビル・マーレー主演の映画を比喩に交えならが返答しているフィンケ監督は天晴れだと思う。これだけ叩かれると人間凹んだり、あわてて前言撤回するもの。
 こうした物事の取り違い、「差異」やズレ、「翻訳」は、数十年前から西洋哲学の主題で論じられている。たとえばフランスの故ジャック・デリダなど。日本人や単一民族意識が強いので、「差異」や言葉の
「翻訳」に対して非常に「鈍感」なのではないだろうか。

⑪取材側ではドイツの報道と同様に監督がシュミレーションを指示するような誤解を招く発言の印象を受けたとの質問に対しては、監督がこうしたネガティヴな問題によりメディアに何も語らなくなると、一番困るのはメディアであり、今後もお互いフェアな関係を築き上げるために十分に対話をする必要がある。
 「そして、もし誤解が生まれそうな発言があったとすれば、もう一度私のところに来て確認するのが一番いいやり方ではないでしょうか。まず最初に私が何を言いたかったのかしっかりと確認してから、記事にする。それがお互いの正しいフェアな仕事のやり方だと思います。私があまり多くのことについて発言をしなくなってしまって、お互いにあまり話ができないような関係になってしまえば、やはりサッカーの一つの魅力であるところで欠けてしまうものがあるのではないでしょうか」(公式サイトより一部抜粋)。

 メディアに好戦的ではなく、友好的な関係を求めている。この点は本当にフィンケ監督が人格者であると思う。さらに、ここで重要なことを監督は述べている。監督のコメントで誤解が生まれそうな発言があれば、サイド監督に確認するのが最善であり、コメントを再確認してから公表するのがフェアーな仕事であると指摘しているが、この発言の重要性にどれだけの取材側の人間が気づき、自戒と反省の念を感じただろうか。この発言は、メディアの職業倫理上、至極基本的な道徳的ルールではないだろうか。ここまで発言してもらってもメディアはその真意が理解できたのだろうか。恐らく、広島戦後のフィンケ監督の発言に誰一人、再確認をしなかったのだろう。

 これでとりあえず、広島戦の問題は収束するであろうが、スポーツ紙の記事における「誤報」、「ねつ造」については監視を続ける必要があろう。事実、先の神戸の大久保のレッズに対する発言とされたものも取材記者の「誤報」であったという。オー恐。恐ろしきは、スポーツ紙記者也。

 先発メンバーを考える
 GK オランダ遠征が決まった都築
 SB 山田暢 CB 坪井と阿部 SB ?(平川か?)
 MF        鈴木啓太 細貝(少し前目かな)
 MF     セルヒオ(絶好調!) 原口(U-18代表は?)
 FW              高原
 FW            エジミウソン
 となるだろうか。問題は、左サイド・バックの平川は、前回の広島戦でのディフェンスやカバーリングーが良くなかったと思う。そうなると誰が代わりとなるか?後半あたりで宇賀神が初出場するかも。また、梅崎あたりもそろそろ中盤で出場するのではないだろうか。
 また、ファイサルはセルヒか原口のポジションで使っても面白いと思う。フィンケ監督は、新人はプレー能力を考慮し、サイドで遣うと述べていた事があったと思う。

 さあ、応援しよう!

 選手入場の時に聞きたい曲
 VAN HALEN   「Jump」
 MOTLEY CLUE  「Dr.Feelgood」
 Queen   「We will rock you」


 

2009年8月28日金曜日

後出しジャンケンが大好きなのか…

 今週はメディアの広島戦におけるフィンケ監督の発言を導火線としたスポーツ紙の「危事」によってメディア冤罪とも言えそうな非生産的な騒動で終始してしまった。
 もう繰り返さないけど、原因は後先考えないでJFA犬養会長が口を挟んだこと、こうなる前に手を打つべきで、後から「元社長」だからとか言って呼びつけて、橋本代表にフィンケ監督の発言以外にチーム経営に意見したり、公私混同も甚だしい。協会とクラブの経営は別次元だ。本当に訳の解らない行動を取り始めた。段々かつてのキャプテンみたい。本当、「川淵化」している。だから、100年かかるのだろう。

②菊地直哉の大分復帰に関する記事で犬養会長が日刊スポーツでは「社会貢献が足りない」とのコメントであるが、何故J1復帰前に協会やJリーグの方で事前に、菊地の復帰について検討しなかったのか。復帰する前に、駄目だしすれば良かったのに。これで大分大打撃だよね。菊地の問題については、既に昨年『サッカー批評』37・38両号において「Hard After Hard Jリーガーと「性」」大泉実成で取り上げられている。本当に、協会やJリーグの失態だと思う。

 人間、事が終わった後なら何だって言える。ましてや当事者ではなく、傍観者、他人なら尚更だ。さらに、権力者が放つその言葉に、どれだけの力がこめられると思っているのだろうか?この辺を犬養会長は全く解っていない。一部の「昔の名前で出ています」的な元サッカー選手たちが権力を握ると乱用するようだ。
 はっきり言うが、最近の犬養会長の右より発言非常に危険だと思う。会長の発言で喜ぶのは、スポーツ紙の番記者だけだろう。ネタになるものね。そういえば、メディアの問題についても『サッカー批評』に掲載されているので、参照して下さい。

 この時点で、フィンケ監督の神戸戦前日のコメントは、公式サイトにはアップされていない。し、同じ文面にファイサル加入とか書くと穢れそうなので明日にしよう。

 明日に備えて、
 TOTO 「How does it feel」
JOURNEY「I'll be alright without you」
 EAGLES 「Desperade」
 

2009年8月26日水曜日

落とし前‐ Money paid to settle a “trivial” trouble-

始めに、昨晩レッズの公式サイトで公表された橋本光夫代表のメッセージです。

「09.08.25

ファン・サポーターのみなさまへ

ファン・サポーターのみなさまへ、橋本光夫代表からのメッセージをお知らせ致します。

本日、8/22の試合後(vsサンフレッチェ広島)の監督会見に関して、フィンケ監督と、会見でのエスクデロ選手に関連する発言について話し合いを行いました。この発言の真意は、ゴール前でのエスクデロ選手のプレーについて、得点機を逸した一つのシーンとして振り返ったもので、PKを取るためにシミュレーションをするよう推奨したわけではなく、レフェリーに対して批判しているものでもないことを確認致しました。会見での発言は、一部誤解を招く内容もありましたが、真意は、日本サッカーが目指す方向と同じであり、ネガティブな発言ではありませんでした。
また、話し合いでは、主将・副将を含めて、今シーズンに入ってから続けてきた新しいサッカーの構築、チームづくりを粘り強く継続していくことを改めて確認致しました。
厳しい闘いが続いていますが、チームは自分達を信じて、試合終了のホイッスルが鳴るまで全力で闘い抜く姿を見せてくれるはずです。もちろんクラブも一丸となって、ピッチ上で選手たちが躍動し、またチームの変革が実現するよう必死に取り組んで参ります。
引き続き浦和レッズへのご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

浦和レッドダイヤモンズ 
代表 橋本光夫」
浦和レッドダイヤモンズ公式サイト|http://www.urawa-reds.co.jp/より転載。

 クラブは昨日、橋本代表、信藤TD、フィンケ監督の三者会談で事実確認と今後の対応をし、その結果がこうして公表された。再三指摘しているが、今メディアはレッズをネガティヴな「話題性」で取材しているので、こうした公式コメントが直接我々サポーターに「メディアによる脚色なしに」、伝わることは大変ありがたいと思う。仕事だけど、橋本代表、信藤TDやレッズの関係者の心労は並々ならないと思う。
 そして、開けて今日、毎日新聞のサイトによれば、橋本代表は「わざわざ」JFA犬養会長に事情説明をしているらしい(会談の全容が不明なのでこれ以上は触れないでおこう)。犬養会長曰く、フィンケ監督の「倒れろ」発言は2度目だという。我々はこの手の発言に注視していただろうか?私は注意してませんでした。前から、犬飼会長は、フィンケ監督のいわゆる「倒れろ」発言に対して批判をしていのただろうか?
 フィンケ監督の発言に、JFAの犬飼会長が何故こんなに敏感に反応するのか、私は理解できない。JFAの規定に違反しているのだろうか?、単なる感情論ではないだろうか?
 もっと他にやるべきことが、解決するべきことがあるのではないだろうか?

 仏教にカルマという言葉がある、要は人間生きている上で、良い行いをすれば良い事が自分に見返りがあり、悪いことをすれば悪い見返りがあるという、事の道理として至極当然の理(ことわり)である。断言するけど、JFA犬飼会長の先の対応は行きすぎだと思う。もっとスマートに、事前に対処してレッズに意見や警告を届けることが出来たと思う。
 昔習ったけど、喧嘩には落とし所があって、絶対に相手に対して10割の力で絶対的に勝ってはならず、必ず相手に3割ほどの余力を残すべしとしたもんだったけど。犬養会長のやり方はどうだろうか?私が習った喧嘩のルールと大きく違うルールみたい。会長のやり方じゃ、やられた方に全くの余力がない。これじゃ、シコリや「負の念」が残りそうだ。後味悪い恐い喧嘩の仕方だと思う。相手を徹底的に追い詰めるやり方は、後に必ず自分に返ってくると思う(そう、これがカルマなのだ)。
 まあ、犬養会長にはこうした考えは解らないと思う。カルマって恐いよ~っ。

 あまりの事の成り行きに一言。さっ、気分を切り替えよう!。

 気分を変えて、元気になる曲。
 TOTO 「ROCKMAKER」
 TNT 「INTUITION」
 AZIA 「WISHING」

2009年8月25日火曜日

A ripple.‐波紋‐

 水の濁りが少しずつ薄まり、穏やかになりかけた水面に「怒気を含んだ大きな言葉の塊」が投げ落とされた。水面は再び淀みをたっぷり踏んだ大きな水しぶきを宙にそして周囲に跳ね上げ、大きな波間に揺れた。

 デイリー・スポーツや日刊スポーツによると、先の広島戦後のフィンケ監督のエスクデロのプレーに対する発言をめぐり、JFAの犬飼会長がNACK5のプログラムに出演し、フィンケ監督の発言を批判し、監督の資格をも否定し、監督の管理責任についてフロントを批判し、さらには「情けないクラブ」と称し、こうした問題がJ1の動員数減少についての一因であるとまで述べている。また、ご苦労なことに協会の松崎審判委員長がセルヒのプレーについてコメントしたそうで、ファールの判定に相当しないと指摘したという。
 注意するべき点は、これらの発言の根源がメディアにより作られた記事による一部の情報であり、私は犬養会長や松崎審判長の発言を全て確認していない。断片的な情報によっている。メディアって本当に怖い。
 何故ここまで問題が大きくなったのだろうか。フィンケ監督は、シュミレーションなんて一言も言ってないのに。これは、翻訳や英語や西洋語を勉強しているとわかるが、監督の発言は多分の西洋的なニュアンス、ユーモアやギャクを含んだ会話だったのだけれど、日本のメディアが間に受けてそのまま公表されたため波紋が広がったのではないだろうか?何であの程度の発言で、「暴言」だなんだと騒ぐんだろうか?失言は失言だけど、犬養会長の発言は妥当な内容だろうか?私は刀を抜くべき問題ではないと思う。もっと他に重要な問題があるだろうに。例えば、川崎から今神戸に移籍した我那覇の「ドーピング冤罪事件」や大分の「マルハン胸スポンサー問題」なんかもっと大きな問題だよなぁー。こういう問題を協会はもみ消すもんね(詳しくは、『サッカー批評』39・40を参照)。

 社会学なんかだと、権力とは第三者から承認されて始めて行使できるものであるという(例えば、東工大教授、橋爪大三郎の著書など参照)。かつての「クラブ・チームの社長を務めた人間」が、そのクラブの選手や監督、フロントを批判することに、犬養会長はどれほどの影響力があるか解っているのだろうか?私は犬養会長の発言は支持しない。フィンケ監督の発言とフロントの管理責任は関係ないし、サッカー人気と直接結びつけるのも短絡的だし、何より監督やったことない人間が、フィンケ監督の指導者としての資格を否定することは不遜以外何者でもない。犬養会長がブンデスリーガで実績を残していれば別だが。
 よって、私は犬養会長の発言には異を唱えておきます。

 因みに、JFAに批判の意見をと思いHPで連絡先を確認したところ、電話とFAXはあるけど、今時メルアドがないようだ。時代遅れだよなぁー。

 さて、闘利王はどうしてもA代表のオランダ遠征に参加したいみたい。気持ちは解るけどね。これは本人の意思以外に、代表サイドとクラブサイドの思惑があるから遠征メンバー発表まで待とうと思う。再三私は述べているが、今を急ぎすぎて、未来を失うことがあってはならないと思う。闘利王にとっては、今が休息の時なのに「気」が先走っている。心身のバランスが回復してくれれば良いが。まだ、若いのう。

 今日の公式サイトに、流通経済大の宇賀神友弥(№35)の特別指定選手の登録が掲載された。出来れば重症のレッズのチーム状態の特効薬となって即戦力としてプレーしてくれればと願う。特に、左サイドが手薄な現状での活躍を期待したい。平川が駄目だもんなぁー。

 ここ2ヶ月で、チームがどんどん悪い負の流れに飲み込まれ続けている。何よりも、その標的がフィンケ監督個人に向けられているように思えてならない。結局、これで誰が得をするのだろう?メディアかな?何か、陰謀があるのかなぁ?

 犬飼会長を見ていると、権力を握ると人はこれほど変わるものだろうか?と思う。そうなんだろう、ここ最近の日本の総理大臣を見ていればそうなのかもしれない。もう、犬飼さんは、JFA会長なのだ。そう割り切ろう。そのまんま川淵路線を継承するのだろう。

 先の橋本社長と信藤TD、フィンケ監督の三者会談では、先の発言問題は不問としたという。結局、再三指摘しているが、メディアが焚き付けて、周りの部外者が分を弁えずに批判するという構図が出来上がってしまっているのだ。これで、フィンケ監督は、メディアに対する対策をより周到に行うだろう。大変だなぁー。

 とにかく、次の神戸戦に勝利せねば。今チームは悪い流れの中なので、最善を尽くしつつじっと我慢で要る方が良いでしょう。必ず、トンネルを抜けるって!

 こんな時でも勝利を祈って!
 VANDENBERG 「Time will tell」
 Bon Jovi  「Livin' on a prayer」
 

2009年8月23日日曜日

“Carry on, Reds” 

 一夜明けて、対広島戦の敗戦の余韻が少しは薄らいだだろうか。浦和レッズは、ついに公式戦6連敗となり長い敗戦のトンネルからの脱出を苦心しながら試みている。が、出口はまだ見えない。
 始めに、フィンケ監督の試合後のコメントから試合を総括してみると、①やはり、前半の先制の2失点はチームの失態でありこれを挽回できなかったこと、選手たちが連敗によるストレスを抱えながら、原口やエスクデロなどが決定機にチャンスを生かしきれなかった。②後半最後の闘利王の前線でのパワー・プレーへのシフトについては、監督は広島からのリバウンドなどのルーズ・ボールの主導権維持の重視から試みていないという。また、後半終了間際のディフェンス・ラインから前線へのボールの供給が遅かったことを指摘した。③セルヒがペナルティー・エリア内でファールを受けながら倒れずプレーした。本来は(シュミレーションではなく、ファールを主張するべく‐筆者補足)倒れるべきである(つまり、ファールが貰えた筈だ)。④最後に、敗戦が長く続いているがプレーに問題がないので、勝利を収めることは時間の問題であると結んだ。
 先の③セルヒのペナルティー・エリア内でのファールについて、相変わらずスポーツ紙が選手批判だのシュミレーション支持などの見出しで、ネガティヴな話題を焚きつけている。スポーツ紙の商魂恐るべし!人を持ち上げるだけ持ち上げて、高いところから地面に叩きつけて踏みつける商魂、恐るべし。今、フィンケ監督がその標的であり、闘利王をその矛先にしている。スポーツ紙の見出しを注意してみると本当に「法人格」が滲み出てて面白い、面白い!(笑)。人の不幸で飯を食っているように見えるなぁ~。
 フィンケ監督を見ているとまるで料理人の対決のようだ。すなわち、素材が限られていながら対決しなければいけないが制約が多く、レシピや調理法が上手くまとまらず仕上がらないような。だって、レッズのプレーを見ていて、美味しそうな料理に思えるだろうか?、料理人も素材も、レシピも調理法もコース・セレクトも良くないだろう。前線の選手たちは、前を向いて、仕掛けて、崩すプレーが十分に出来ていなかった。弱かった頃のレッズを思い出した。また、ディフェンスは、マンマークが不徹底であり、ちょっとしたマークのズレから敵にシュートするスペースを与えるなど(サンフレッチェの槙野2点目)、最悪の出来であった。チーム全体の攻守の連動性の修正が課題であろう。こんな劣勢にあっても、やはり闘利王の頑張りには敬服する。彼のオーラは並大抵ではない。
 次節は、闘利王は出場しない。が、闘利王にとっては、怪我の養生と正直言って心身のバランスに支障をきたしているので良い機会だと思う。昨日の試合も気が先走りすぎている。気持ちは良~くわかるが、焦っても何も変わらない。昨日の試合は、まるで昨年の苦しい時と同じ形相である。冷静さが必要である。もちろんメディアに余計な事を言わないことも重要である。また、ポンテにしても、不調らしくやたらとシュートを打ち、ボールを落ち着かし配給する役目を担うことはできず、挙句の果てには広島の柏木などから後ろからボールを奪われており、攻撃能力が明らかに低下している。また、セルヒが今回頑張ったがやはりまだ若く冷静さに欠ける。原口も頑張ったけど少し疲れているのだろうか。状態によっては、梅崎を上手く中盤で使えないだろうか。対神戸戦のメンバーに非常に興味がある。
 また、タカやエジ、FWに頑張ってもらいたいと思う。かつてのエメ(ルソン)のように韋駄天よろしく敵DFをブッチギリ右足を振りぬいてゴールする、ワシ(ントン)のよに敵DF2人を引きずってでもゴールするような強さが見たい!
 あと余談であるが、主審の家本政明審判員については、その名前に覚えがあり調べたところ、『サッカー批評』第39号「審判問題の未来志向」海江田哲朗において、去年3月のゼロックス・スーパーカップにおける鹿島アントラーズ対サンフレッチェ広島戦での11枚のイエロー・カードと3選手の退場者を出していたことが記載されていたのだ。確かすごく揉めた試合であったことは記憶している。これもサンフレッチェ広島戦である。偶然とは恐ろしい?私はこの主審に、曰くを感じざるを得ない。主審との愛称って結構大きいと思う。
 まあ過ぎたことなので、次の対神戸戦に気持ちを切り替えよう。いゃー大久保がいるんだよなぁー。
 私はこういう状況でも、フィンケ監督の采配を見守ろうと思う。まるで夏休みギリギリの宿題消化の心境だけどね。
 
 今のレッズの状況を曲に例えると
 Guns & Roses 「Welcome to the jungle」
 Dokken 「The maze」
 Masquarade 「Suffering」

2009年8月22日土曜日

“Carry on, Reds” 「負けるなレッズ、挫けるな!」

 レッズ公式サイトのフィンケ監督の23節前日のコメントを読んだ。監督はいくつかの質問に答えており、最初に、先の対柏戦の総括を行い、敗因が前半の2点目の失点により積極的な攻撃へ展開できなかったことを指摘している。②闘利王は怪我の状態が万全でないことから、先発でセンターバックとしての起用はないという。できれば闘利王を起用せずに広島に勝利できることが最善であると述べた。③6連敗について、ドイツ・ブンデスリーガ監督時代のフライブルグでも記憶にないという。④今後のチーム再建については、選手たちの練習への集中と試合の分析、メンタル面の管理が大切であり、チーム一丸で努力することが大切であるという。⑤サンフレッチェ広島については素晴らしいチームであり警戒する必要があると述べている。レッズのようなショート・パスを繋ぐ連携プレーとカウンター攻撃などが脅威であろう。
 他の質問は省略するが、監督自身にもたくさんの「宿題」があり、これを8月中に終わらなさければ「新学期」は迎えられないだろう。
 今日の広島戦に際し一番の問題は、闘利王の起用法であろう。一部の新聞(デイリー・スポーツ)は闘利王の起用法について、闘利王と監督の確執を「臭わすような」見出しで大げさに伝えている。闘利王は不満があるようだが、怪我である以上仕方がないだろう。他方で、前節出場停止の坪井と鈴木啓太が帰ってくるのは心強い。

 今日の先発はどうなるだろう?闘利王が出場の場合で想定してみた。GK先に4失点したけど代えないと思う都築、DF山田暢、坪井、阿部、細貝、MD鈴木啓太、闘利王が少し前目、左が原口、右は調子が良ければポンテ(か悪ければエスクデロ)、FWエジミウソン、高原だろうか。梅崎は中盤で出場するだろう。結局、ここ最近中盤でボールを支配し配給する、統制する選手がいないことから、攻撃がただの玉回しに終始し決定打が生まれないのだろう。ポンテに頑張って貰いたいし、FWのエジとタカにも頑張ってもらいたい。闘利王の調子が悪ければ、細貝がシフトし、左SBは平川が入ると良いかな。
 最後に、一つ気がかりなのは、闘利王が体調が思わしくないのに非常に先を急ぎすぎて行動しようとすること、誤解を与えるような発言をメディアにすることである。よく考えるとA代表の6月の対オーストラリア戦以来、調子が下がってきているように思う。人一倍以上責任感がある闘利王のことだし、ストレスもたまるだろうから解らないでもないが、今無理をしてさらに体調を悪化させ、闘利王の念願であった来年のW杯に出場が出来ないようなことがあってはならないと思う。今は運気が下がっているように思うので、自重するべきだと思う。
 人生無駄なことは一つもない。今は我慢、今夜の試合を見守ろう。

 今日聞きたい曲
 Yngwie J. Malmsteen's Rising Force 「Now is the time」

2009年8月20日木曜日

大怪獣バトル!

 昨日の文章UP後に、レッズの公式サイトに掲載された試合後のフィンケ監督のコメントをダウン・ロードし読んだ。監督は最初に敗戦を謝罪した後、その要因として得点決定力、体力不足、ディフェンス力(=マンツーマン)、精神力の弱さを指摘し、特に体力不足をその主要因としている。もう満身創痍でしょう。これだけやってきて結果がでないんだから。選手のパフォーマンスも悪かったのだろう。観客動員数も4万人を下回っていた。
 今日の新聞の見出しも凡そ「5連敗」、「7位」がネガティヴな見出しでレッズを掲げている。話題性がないから仕方ない。
 しかし、フィンケ監督は、こういう状況でもポジティヴな発言をしている。それは堀之内の活躍だった。どんな時でも肯定的な発言を忘れない姿勢は立派だと思う。かなりの精神的ストレスがあると思う。
 今のチーム状況は、ゲーセンに行ったことがあり、男の子の子供がいれば解るが、あのウルトラマン・シリーズの「大怪獣バトル」のゲームで、負け続けているヒーローのようで、対戦用カードの戦闘能力の数値が低く弱いカードで闘って、追加できる戦闘力のサポート・カードもなく、負け続け地面に倒れ続けているウルトラマンみたい。やはり個々の選手の能力とチーム力の改善と戦力補強は急務だよなぁ~。
 そういえば、初代ウルトラマンは、放送前の企画段階では「レッド・マン」というタイトルだったとか(これ、本当!だよ)。
 終わりのない夜はない。いつか朝がやってくる。気持ちを切り替えて広島戦を応援しよう。今のチーム状態を冷静に見守ることが、今後のチームの進化を見守る一歩だと思う。

 こういう時に聞きたい曲
 「Never surrender」Lion
 「Go」      Asia
 「Don't stop believin'」Journey


※大怪獣バトル…ゲーム怪獣やウルトラマンのカードの戦闘力のバーコード・データをTVゲーム機にスキャンして、3つのボタンを駆使し画面で対戦を楽しむゲーム。攻撃して敵にダメージを与え戦闘能力を消耗させれば勝ちである。

2009年8月19日水曜日

対柏戦

 観戦に出かけられた方お疲れ様でした。察するに、試合後かなり荒れてませんかねぇ。BSのJタイムのダイジェストで結果を知りました。5連敗、1-4と完敗。しかも柏の4点目のダメ押しは、またしてもフランサ、シュート・フォームが去年の埼スタでの第20節の得点シーンとダブりました。
 「浦和レッズマガジン」のメルマガの先発スタメンによると、私が予想したスタメンとは若干異なり、先発はGK都築で、DF山田暢、闘莉王、阿部、平川、MF堀之内、細貝、ポンテ、原口、FW高原、エジミウソンと、堀之内を起用した以外は、ポンテと闘利王が復帰しほぼいつもどおりのだったようで。浦和控えは山岸、近藤、濱田、永田、西澤、梅崎、エスクデロとやはり若手が多かったようですね。
 試合を観ていませんが、チーム状態はどうだったんでしょうか?結果がこれまでよりさらに悪いだけに原因が気になります。まだレッズの公式サイトではフィンケ監督の試合後のコメントがUPされません。
 情報が入り次第、対柏戦の敗戦について考えて見ます。
 

2009年8月18日火曜日

臥薪嘗胆

 山田直の足の怪我が最低で全治3週間、弱り目に祟り目。累積警告で坪井と鈴木啓太が出場停止。悪いことは続くものだ。レッズの公式サイトで前日のフィンケ監督のコメントを期待していたが現時点で公表されていない。監督はどのような采配で明日の対柏戦に挑むのだろうか?デイリースポーツのオンラインでは、梅崎はベンチスタートで、闘莉王は何と先発?の可能性があるとのこと。闘莉王先発で大丈夫だろうか。山田直は若いので絶対に潰されない様に万全の体制で復帰してほしい。
 で、明日の先発を素人なりに考えると、GKは都築、右SB平川、CB闘利王と阿部、左SB高橋、MDに山田と細貝、右MDセルヒ(エスクデロ)、左MD原口、FWが高原とエジ(ミウソン)かなぁ?堀之内が後列DFかMDで出る可能性があるし、控えの中盤は、梅崎がいるし、ポンテ大丈夫かな?、永田、西沢もしくは濱田も出場する可能性もあろう。闘利王はフル出場は無理だろうから、若手が出場するだろう。
 もうここに来てジタバタしても仕方ない。見守りましょう。フィンケ監督が述べていた短期間に試合日程が連なるイングリッシュ・ウィーク、けが人が多い中でどうしてもその戦術采配に制約が生じよう。でも何が起きるか解らない、チームを信じよう!
 こういう状況で聞くと元気がでる曲(HARD&HEAVY ROCK)
  ANTHEM 「SHOW MUST GO ON」
  WHITE LION 「 DON'T GIVE UP」
  WHITE SNAKE 「HERE I GO AGAIN '87」
アドレナリンが沸いてくる!
 

2009年8月17日月曜日

失意泰然、得意淡然

 イギリス、プレミア・リーグも開幕しいよいよヨーロッパも賑やかになり始めた。海外のサイトでは、アーセナルがレアルのMFファン・デル・サール獲得に約700万ユーロを準備し、本人もプレミア行きを望んでるとのこと。良く10億円近くも準備できるよな。
 さて、週が開けてレッズに関する記事たるやまぁ~ネガティヴなこと、4連敗を大見出しにしている。メディアやレッズ関連のブログの言い分を見て考えると、①レッズが優勝できるか?、②フィンケ監督の采配や戦術への疑問、③チームの選手補強、④チーム全体の方向性が問題視、批判されている。結局、レッズがそれだけ人気があるから話題になるんだろうし、メディアは話題性が一番なのでどうしてもネガティヴな見出しを取りやすいのだろう。
 結局、レッズの今の状況と成績を主眼に直接的に評価し批判するか、長期的に見てチームの再建の進行を見守るかの立場に分かれるのではないだろうか。チーム全体を見ても誰も手は抜いてないと思う。私は後者の立場を取り、フィンケ監督によるチーム再建の成り行きを見守りたい。昨年のチーム状態の酷さに比べたら、今年のチームは雲泥の差だと思う。否定はしないけど、今のチームの戦力ではリーグ戦終盤まで上位を維持してゆくのはとても厳しいと思う。勝負は最後まで何があるか解らない、チーム全体の課題は多いけど、少しでも良い成績が残せるように私はフィンケ監督とチームを信じたい。
 イビチャ・オシムは、2005年7月の雑誌のインタビューで、ドイツW杯出場の日本A代表に対するエールとして、「他人の言葉がどうこうじゃなくて、諺にあるように『自分の馬を信じろ』ということだ。自分が自分を信じていなかったら、だれが自分を信じるんだ」と述べている(『オシム 知将の教え』児玉光雄、東邦出版)。その通り!。
 ちなみにフィンケ監督については、木村元彦さんが監修した『オシムが語る』においてユース育成に関する内容で、フライブルク監督時代のフィンケ監督について若干語られている(『オシムが語る』シュテファン・シェンナッハほか、集英社)。余談だけど、オシムとフィンケは旧知の仲だそうで、二人の発言を注意深く読むと納得させされることが多いなぁ~。
 だから私はフィンケ監督の発言を「フィンケの言霊」と称している。「言葉」じゃないよ(笑)。

2009年8月16日日曜日

大阪夏の陣敗れる

 今日も埼玉は暑いです。昨日の第21節対ガンバ戦1対0で敗退。ダイジェストな試合結果を観ましたNHKBS1のJタイムで。9時前までは0-0だったのに。播戸が…敵ながらこいつの根性には頭が下がる。89分のガンバのゴールはその直前のプレーでガンバの選手のシュートでボールが1回ゴール・ポストのゴール・ラインに入りかけたところを阿部が必死にかき出して右サイドにクリアしたがルーズ・ボールを播戸が拾い、これに対応した都築と1対1となり放ったシュートが、都築の股を抜いてゴールポストに。万事休す。観ていて阿部と都築を責められないなーと感じた。4連敗とは…かなり怒ってるサポーターも多いだろうなぁ…
このシーンを見て昨年8月9日(土)の第20節埼スタでの対柏レイソル戦を思い出した。この日は89分に永井が得点し2-1と1点リードだったところを柏のポポからのパスがあのフランサにダイレクトでわたり、フランサが胸トラップしたボールを右足つま先でアウト気味にこする様に放ったシュートがゴールに突き刺さり同点となり、試合はそのまま引き分けで終了した。この時は観に行った息子とあんぐり口を開けて固まってしまった記憶がある。
 話を戻して昨日のレッズの先発メンバーは、GK都築、DF山田暢、坪井、阿部、平川、MF鈴木啓太、細貝、前列がおそらく山田直と原口で、FW高原とエジミウソンと至極妥当なメンバー構成で、いつも通り前戦の4人のポジションが流動的だったり、後列からのオーバー・ラップでの攻撃もあったのだろうか。山田直は先発したものの負傷により29分にポンテに交代、62分には高原から闘莉王、83分には原口から梅崎に交代と3人の選手交代枠を最大限活用し、順次メンバーを入れ替えている。深く考えると故障選手の仕上がり具合を確認するような選手起用にも思える。まだまだ本調子ではないだろうが闘莉王が戻ればディフェンス・ラインが堅牢となり前線へのボールの供給が安定するし、ポンテと梅崎が復調すれば中盤のボール配給や攻撃のヴァリエーションが多彩になるだろう。次節以降の変化が楽しみだなぁ。
 試合後のフィンケ監督のレッズのオフィシャル・サイトでのコメントを読むと、選手全体の調子は終始良かったが、ゴールを決められなかったこと、そして何より最後の一つの小さなミスによる失点により敗戦してしまったことを指摘し、「~これが、このサッカーという競技の厳しさだと思いますし、選手、そして私たち指導者にとっても非常に痛いものでした。」と述べている。負けたことは痛かったが、相変わらず冷静な事実把握だと思う。
 フィンケ監督は、次節の柏戦に向けてどのような対策と修正を建てるだろうか?この点もやはり怪我をしている選手たちの仕上がり具合によるだろう。できれば途中出場のポンテ、梅崎、闘莉王の3人には出場してもらいたいけどね。日刊スポーツによれば、累積警告で坪井と鈴木啓太は次節出場停止だって。いゃー色々重なるなぁ~。
 ちなにみ、さきほど確認した島崎英純さんによる浦和レッズマガジンのプレー採点だと最高は都築6.5、最低は5.0で啓太、細貝、高原、エジミウソン、フィンケ監督5.0だった。全体的に選手のパフォーマンスが悪かったみたい。
 とにかく次は絶対に落としてはいけない試合だと思う。今は我慢。絶対勝つぞ!

2009年8月15日土曜日

8月15日

 今日も埼玉は暑い(甲子園の球児たちはもっと暑いよなぁー)。でも、ビールはおいしいよね。いよいよJリーグ後半戦再開、大阪夏の陣会戦間近。ちなみに、今日は月遅れお盆で終戦記念日と日本人にとっては祖先や過去を振り返る大切な日でもある。日本人なんだからね。
 今日の対ガンバ戦、万博スタジアムは4時会場だから、あと1時間を切った。遠征に出かけたサポーターの皆さん残暑の中ご苦労様、幸運の祈りましょう!気になるところは、レッズの今日の布陣だ。昨日のレッズ公式ページにおけるフィンケ監督のコメントでは、やはり故障者が多く先発メンバーの選考はぎりぎりまで熟慮するようだ。ポンテ大丈夫かなぁ、山田直や闘莉王はでるかなぁ?梅崎が復活すると中盤の攻撃ヴァリエーションが増えて面白いんだけど。ディフェンスのメンバーもどうなるのかな。期待と不安が入り混じる。
 無理もない、過去4試合連敗でナビスコ杯敗退、リーグ4位である。その間に、アレックスの名古屋グランパスへの移籍やこれに対するフィンケ監督(以下、監督)の異例の記者会見、闘莉王の発言など、レッズの周りをネガティブな問題が取り巻いた。こうした問題は、結局プレスが断片的なコメントから焚きつけて大きな火事にしてしまうのだ。彼らの仕事だからね。オー怖(こわ)。
 でも、立派だと思うのは、監督はこうした一連の騒動に際してもコメントや立場にブレがないこと、精神が「不動」なのね。いつも発言では、ポジティブで肯定的な言葉を選んで発言しているんだよね。本当。監督のこれまでのコメントを確認すると良~く解る。すごい知性の持ち主だと思う。監督の人間性をメディアは一体どれだけ理解しているのかなぁ~と思う。あと中々目立たないけど、監督の発言を見事に訳通訳するモラス雅輝さんもすごいと思う。まるでジェフ千葉のときのオシム監督と間瀬秀一さんみたいだ。
 今はチームも苦しい時期だと思う。けが人が多いけど臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、しばらく我慢してチーム全体を見守るべきだと私は思う。だって、去年と比べたらねぇ。

 今私は、オシムの言葉ではなく、「フィンケの言霊(ことだま)」、そして戦術に期待している。去年と今年の対ガンバ戦は埼玉スタジアムで観戦したが1敗1分、今日は勝たなきゃね。試合を観戦された方、コメントをお願いします。